町長室
 
 白鷹町長 佐藤誠七

ようこそ、白鷹町へ
 

平成29年度施政方針

 平成29年度予算は、持続可能で健全な財政運営の確保を念頭に、行財政改革を推進しながら町政運営を行い、共創のまちづくりの理念の下、まちづくりの将来像の実現に向けて、町民と行政が一体となり、次代につなぐまちづくりを推進していく観点から編成しました。
 第5次白鷹町総合計画後期計画に掲げている人材育成をベースに、「子育て・教育」「雇用・産業」「地域」「防災」の4つの柱を重点として各種計画等と連動し、PDCAサイクルを徹底します。
 そして、総合計画の4つの柱を横断的に結び、『町民の「あんぜん・あんしん」、自然(木)を活かし環境に「やさしい」施設』を理念として検討を進めてきた、中央公民館、図書館、町民の交流スペースとなる町民ラウンジ、防災センター、役場庁舎機能を有する「まちづくり複合施設」工事に着手します。

施策の柱「子育て・教育」

①子育てしやすい環境づくり
 出生祝い金や絵本を贈呈する「白鷹っ子養育事業」や、木育の観点から町産材を活用した積木を贈呈する「木育推進事業」に取り組みます。ひがしね保育園において、平成30年度からの民営化を見据え、保育時間の延長とともに2歳児保育を開始します。愛真こども園園舎整備の支援を行います。
 中学3年生以下の子どもが3人以上いる家庭における第3子以降の保育料を無料化する「多子世帯子育て応援事業」は、対象範囲を高校3年生相当年齢まで引き上げます。
②教育の充実
 老朽化したスクールバスを更新するとともに、あゆかい保育園跡地を鮎貝小学校駐車場として整備します。児童生徒が新聞に親しむ1学級1新聞事業に取り組むほか、スキー授業における白鷹スキー場リフト代の完全無料化や学校給食費支援事業を実施します。中学校での校務用パソコンの更新に合わせ、校務支援ソフトを導入します。英語教育の早期化・充実に対応するため英語指導助手を増員し、小学校にタブレットやプロジェクターを導入しICT教育環境を整備します。
③白鷹人の育成
 荒砥高等学校に対し、新入生応援事業や介護職員初任者研修、教育支援員の配置や部活動等について支援します。
 白鷹高等専修学校に対し、学習環境の充実を図るため、施設整備を支援するほか、教育体制充実に向け、置賜管内各市町と連携しながら支援します。
 生涯学習は、平成29年度からスタートする町生涯学習振興計画に基づき、白鷹学講座や放課後子どもプラン推進事業、学校支援地域本部事業、家庭教育推進事業などに取り組みます。
 生涯スポーツは、7月末より全国高等学校総合体育大会女子ソフトボール競技大会を開催します。また、若鮎マラソンコースの公認更新申請を行います。
 文化財の保護は、国の重要文化財である観音寺観音堂の茅葺屋根全面改修と消防設備の更新を支援します。
 芸術文化は、町芸術文化協会や文化交流センター「あゆーむ」との連携による各種事業展開や、こども芸術文化活動事業など活動支援に努めます。梅津五郎画伯作品の修復作業を行うとともに、3回目となる芳賀秀次郎賞詩作コンクールを支援します。
 図書館は、新図書館の運営等の検討とともに、図書館司書を増員し、長時間開館サービスを実施します。
 青少年国際交流事業を継続するほか、若者定住やUターン、婚活の一助となるよう学年単位の若者交流会に対する支援を行うとともに、男女共同参画推進計画に基づき、女性が輝く社会の実現に向け取り組みます。
 婚活支援は、婚活サポート専門員を配置し、婚活者へ出会いの場を創出するため企業間の交流支援に取り組みます。


施策の柱「雇用・産業」

①農業の振興
 町農業再生協議会に新たに専門員を配置し、町の特色を活かした産地づくりと「人・農地プラン」の話し合いをベースにした、農地中間管理事業の活用による担い手への農地の集約化を図ります。
 平成29年7月から新制度による農業委員が選出され、新たに農地利用最適化推進委員が設置されます。農地の集積や、遊休農地・荒廃農地の発生防止に向けて、関係機関との連携を図ります。
 「白鷹農業振興地域整備計画」については、計画の見直しに取り組みます。
 町地域農業活性化センターでは、耕作放棄地の解消事業と、「新規就農者受入協議会」を中心とした就農希望者の受け入れの取り組みを積極的に進めます。食育・地産地消の取り組みも推進します。
 土地改良事業は、萩野地区耕作放棄地解消発生防止基盤整備事業や、川戸金剛地区ため池総合整備事業、諏訪堰地区水利施設整備事業を継続します。
 中山間地域等直接支払交付金事業及び多面的機能支払交付金事業を活用し、農村集落の多面的機能の維持・確保と、耕作放棄地の発生防止を図ります。
②森林・林業の再生
 「緑の循環システム」を推進するため、白鷹町森林・林業再生協議会を中心に、森林の境界明確化事業を引き続き実施します。境界が明確化された地域から、森林整備を進め、町独自に主伐後の再造林支援も行います。
③地域産業の振興
 白鷹サテライトオフィスなど関係機関と連携し、首都圏を中心に受注活動を展開します。地域産業の活性化と雇用の場の創出を目指し、企業立地促進事業や企業誘致活動を推進するとともに創業者支援に取り組みます。
 中小企業技術者養成事業の継続や、新たに地場産業元気支援事業やものづくり応援事業を実施し、意欲のある事業者の販路開拓や設備投資を支援します。
 就労環境改善対策事業を展開し、人材確保対策事業の継続、雇用枠の確保・拡大促進に向けた取り組みを引き続き行います。
 商業については、商業活性化促進事業や建築需要促進事業に取り組みます。
 観光交流は、「白鷹町観光交流推進計画」に基づき、「日本の紅(あか)をつくる町の推進」と町内周遊を推進する「まるごと白鷹町」を重点施策と位置付けます。「日本の紅(あか)をつくる町」は、紅花生産日本一の町としての知名度をさらに高めるため、「観光」と「生産」の両面を推進し、誘客拡大に結び付けます。インバウンドも含め、来町されるお客様におもてなしの心で対応するため、観光インフォメーション機能の充実など体制強化に取り組みます。
 産業間の連携については、産業振興戦略会議を主体に6次産業化へ支援を行います。また、「SHIRATAKA  RED(シラタカ・レッド)」のブランド化や情報発信に取り組むほか、農工商観連携を推進するため町産業フェアを引き続き開催します。
④環境保全、エネルギー施策
 第2次白鷹町環境基本計画に基づき、持続可能な美しいまちづくりに向け取り組みます。
 ごみ処理基本計画及び地球温暖化対策実行計画に基づき、ごみ減量化やCO2削減など町民と一体となった取り組みを進めます。
 再生可能エネルギー活用については、普及推進を図るため、個人住宅の太陽光発電設備の設置に対する助成や、地域の森林資源の活用を目指しペレットストーブ及び薪ストーブの購入に対する助成を実施します。

施策の柱「地域」

①コミュニティセンターを核とした地域づくり
 町民が主役の地域づくりをより一層実践するため、地域づくりの拠点となるコミュニティセンターを中心に、地域の課題やその解決方法などについて議論を重ねていただいており、今後も引き続き活発な地域づくりの拠点としての活動が行われるよう、すでに5名配置した地域おこし協力隊の増員も含め支援します。
②定住条件の充実
 道路交通網の整備については、主要地方道長井白鷹線新荒砥橋架替工事の早期完成を目指し推進してまいります。
 土砂災害対策では、大林寺、高岡地区の急傾斜地崩壊対策事業及び豪雨により法面崩落が発生した箕和田及び関寺地区の復旧を図るため、急傾斜砂防自然災害防止事業に取り組みます。
 町道整備は、谷町八ヶ森線の歩道整備のほか、維持補修を実施し、交通の安全確保を図ります。
 橋梁は、長寿命化修繕計画に基づき、老朽化の激しい町道橋の計画的な補修工事を実施します
 地籍調査事業は、萩野地区の区長登記の調査継続等を実施します。
 住宅施策は、木造住宅の耐震化や住宅のリフォームに対し支援を行うとともに、町内への定住促進を支援するため「すまいる!四季の郷」定住促進プロジェクト及びすまいる住まい!若者定住サポート事業を実施します。
 下水道事業は、施設の適切な維持管理及び水洗化率の向上を図るとともにマンホール蓋の更新工事を実施します。また、荒砥橋架替に伴う鮎貝中継ポンプ場及び周辺管渠の移設工事を進めます。
 水道事業は、安心でおいしい水を安定的にお届けするため、施設の管理、運営に万全を期してまいります。設備の更新を計画的に実施するとともに、経費の節減に努め財務内容を改善し、経営基盤の強化を図ります。
 地域公共交通は、デマンド型乗合タクシーと住民混乗型スクールバスを継続運行するほか、山形鉄道株式会社の経営改善に向けた支援に取り組みます。デマンド型乗合タクシーは、運転免許自主返納者の料金割引を実施するとともに、土曜運行の実証実験に取り組みます。高齢者等の買い物環境の充実を図るために、新たに買い物環境充実支援実証実験事業に取り組みます。
 移住推進の観点から積極的な情報発信やPR・宣伝活動、移住交流相談窓口の設置などふるさと移住応援プログラムを実施します。
③保健・医療・福祉の充実
 高齢者福祉は、平成30年度から始まる第8次高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画を策定します。
 介護保険事業は、地域包括ケアシステムの推進や認知症に対する支援、介護予防及び介護が必要な方へのサービスの提供に取り組みます。新たに介護予防・日常生活支援総合事業が開始され、健康寿命が延伸できるよう事業を実施します。
 障がい者福祉については、生活支援やその人の能力を十分に発揮できる環境整備を推進し、障がいのある人もない人も共に生きる社会の実現に向け取り組みます。
 健康づくり事業については、生活習慣病予防と重症化予防による健康寿命の延伸に取り組みます。
 母子保健事業については、妊娠から出産、子育てまで安心して子どもを産み育てることができるよう総合的な子育て支援に努めます。
 町立病院は、建物、機械設備を計画的に整備するとともに、山形大学医学部附属病院や公立置賜総合病院等との医療連携や医師確保に努め、地域医療の中核を担います。「新白鷹町立病院改革プラン」に基づき、良質で安全な医療を継続的に提供できるよう、持続可能な病院運営を目指し、経営の健全化に努めます。

施策の柱「防災」
①安全・安心の確保
 自主防災組織の防災訓練等の防災活動へ支援を行うとともに、町総合防災訓練や防災研修会等の開催により地域における防災意識の向上に努めます。最上川の洪水浸水想定区域が見直されたことに伴い、ハザードマップを更新します。
 「まちづくり複合施設」の整備に合わせ、防災倉庫の整備を行うほか、小型ポンプ積載軽自動車を更新し、有蓋貯水槽や消火栓など消防施設の整備を行います。
 交通安全対策は、道路標識等、交通安全施設の整備や交通安全教室を開催するとともに、街頭啓発活動を実施するなど、事故防止に向けた取り組みを行います。
 防犯活動は、町防犯協会と各地区コミュニティセンター等が防犯パトロール活動を展開し、安全で安心なまちづくりを進めます。
 空き家対策は、空き家の解消に向けた取り組みを支援します。空き家バンクを通じて契約された方に対する引っ越し費用やリフォーム費用の一部助成を行います。危険空き家対策は、空き家の解体に対し、一部費用を助成する空き家等解体補助事業に取り組みます。


行財政改革の推進
 第5次行財政改革大綱に基づき、地域・民間・行政の連携を念頭に、効率的・効果的に実現するための組織づくり、人づくりに継続して取り組みます。
 また、公共施設等総合管理計画に基づき、長期的な視点から効果的な取り組みを進めます。



平成29年4月
白鷹町長 佐 藤 誠 七