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年頭のごあいさつ

社会の変化を今後の成長の糧に、新時代を切り拓く」

 あけましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。

 昨年中は、人と人とのつながりが生み出す共創のまちづくりの理念の下、「人、そして地域がつながり 輝き続ける 潤いのまち」の推進にご理解とご協力を賜り、心から御礼申し上げます。

 さて、長期化する新型コロナウイルス感染症ですが、引き続き警戒が必要であり、対策の要であるワクチン接種については、昨年末までに5回目の接種を行っております。これまで、順調にワクチン接種を進めてこられたのも、町民の皆さまのご理解をはじめ、町立病院、町内開業医の先生方のご協力があったからこそであり、心より感謝申し上げます。

 また、令和4年度より県内初の取組として、全年齢での保育料無償化を実施しました。また、子育て支援住宅の新設など、引き続き、結婚・妊娠・出産・子育てまで切れ目のない支援やサポートなどを行い、人口減少に歯止めをかけ、少子化対策を総合的に推進していく所存であります。

 さらに町では、SDGsに資する緑の循環システムの構築に向けた取組を進め、現在建設中の鷹山地区拠点施設についても、中山地区の木材を使った木造施設として整備を進めております。昨年には、建設のために伐採した町営スキー場付近の林地に約700本のスギ苗の植樹を行いました。これは、町の森林、林業、木材産業の活性化の取組に共感された、町内外の企業様のご協力を賜りながら実現したものでありました。引き続き、地域林業の活性化と地球環境を守るための取組を進めてまいりたいと存じます。

 新型コロナウイルスをはじめ、経済の不況、物価や燃料の高騰、更には年々激甚化、頻発化する自然災害の発生など、将来を見通すことが困難な時代に直面しています。しかしながらこのような時代だからこそ、町民一人一人が、その持てる力を大いに発揮し、次の世代のために、希望と活力に満ちた新時代を切り拓いていかなければならないと考えます。社会全体の仕組みも大きく変わろうとしている中、社会の変化を今後の成長の糧にしながら、本年も新型コロナウイルス感染症対策および経済対策に万全を期すとともに、教育の充実、高齢者の生活支援、交通網の整備など、さまざまな施策を着実に進め、SDGsの視点を踏まえた持続可能なまちづくりに取り組んでまいりますので、改めて町民の皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

 結びに、本年が皆さまにとりまして実り多き素晴らしい一年となりますことを心からお祈り申し上げます。