就任の挨拶
このたびの町長選挙におきまして、引き続き5期目の町政を担わせていただくこととなりました。改めてその責任の重さを痛感し、身の引き締まる思いであります。町長としての16年間を振り返り、引き続き町民の皆さまと共につくりあげる「共創のまちづくり」をさらに進める決意を新たにしたところであります。
今後4年間の具体的な取組といたしましては、令和7年度から始まる第6次白鷹町総合計画後期基本計画のもと、より一層子育て支援や移住・定住施策、産業振興に注力しながら、最重要課題である人口減少対策に向け、子育て支援住宅の整備や新産業団地の造成等を推進してまいります。
また、長年の課題となっている国道348号の再整備につきましては、安全性確保を第一義的な目的とし、関係機関とともに具体的に一歩ずつ取組を進め、県都・山形市へのアクセス向上による、本町そして西置賜地域の発展につなげてまいりたいと考えております。
さらに、「緑の循環システム」を前に進め、地元の方々から国際規模の民間企業に至るまで幅広く関わり合いながら、航空レーザ測量による森林境界の明確化や町産木材の活用、再造林のあり方の検討など、町ぐるみで、植林、育林、伐採、利用までの総合的な取組を行ってまいります。
持続可能なまちを形成するには、そこに住む人、関わる人々の育成が重要という思いから、引き続き「人への投資」を重点に据え、暮らし・学び・働ける環境を整えつつ、人材育成や多様な人材の還流による好循環を生み出してまいります。
町民の幸せと本町の発展に向け、町民の皆さまの声をお聞きしながら、次世代へ誇れるまちづくりに取り組んでまいりますので、一層のご協力をお願い申し上げます。
令和6年10月
白鷹町長 佐藤 誠七