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文化財案内

本町にある国指定と山形県指定の文化財をご案内します。白鷹町指定文化財も含め建造物、彫刻、工芸技術及び天然記念物など数多くの文化財があります。その一部をご紹介します。

  • 観音寺観音堂
  • 国指定文化財
  • S28.3.31指定
  • 所在地:白鷹町大字深山3315番地の1

    置賜三十三観音中8番の札所。
    本尊は木造千手観音立像(秘仏)。
    建立は室町時代後期と推定されるが、丸みを帯びた円柱など一部に平安時代の阿弥陀堂建築の特徴を残している。
    当初この観音堂は、阿弥陀如来を本尊とする建物であったと考えられている。
    地区名をとって「深山観音」と呼ばれ、親しまれている。

 

観音寺観音堂

  • 常光寺層塔
  • 県指定文化財
  • S30.8.31指定
  • 所在地:白鷹町大字鮎貝2413番地
                 常光寺境内

    七重の層塔。
    下段の銘文によれば、天正7年(1579)に建立され、常光寺境内に享保年間に移築されたと伝わる。在銘の層塔では県内最古。
常光寺層塔
  • 鮎貝八幡宮本殿
  • 県指定文化財
  • S60.8.16指定
  • 所在地:白鷹町大字鮎貝3303番地

    鮎貝八幡宮は近隣の字八幡にあったが、明治31年(1898)に現地(鮎貝城二の丸跡)に移された。
    建立は江戸時代末期。本殿について、小嶋家文書「俊親日記」の天保12~15年(1841~44)にかけて記述がある。
    各所に彫刻を配した豪奢な造りとなっており地方棟梁、木彫師の技を知る貴重な作例。
鮎貝八幡宮本殿
  • 銅造観音菩薩立像
  • 県指定文化財
  • S62.8.25指定
  • 所在地:白鷹町大字高玉1207番地1

    製作は7~8世紀の白鳳時代と推定。県内最古の仏像の一つ。
    頭頂から台座の連肉枘まで一鋳とする。
    顔が大きく童子体型で、頭部の飾りから胸に垂れる飾りなど細部までよく白鳳時代の特徴を表している。非常に美しい像。

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  • 深山和紙
  • 県指定文化財
  • S53.3.29指定
  • 所在地:白鷹町大字深山621番地

    深山和紙の起源ははっきりとしないが、江戸時代初期には既に行われており、現在も当時の工程を受け継いで制作している。
    原料は楮と粘材のノリウツギのみ。
    昭和中頃までは各家の楮と物々交換をして紙を漉き、障子紙を多く作った。
深山和紙
  • 本場米琉(白鷹板締小絣)
  • 県指定文化財
  • H19.12.25指定
  • 所在地:白鷹町大字荒砥乙2200

    米琉(よねりゅう)とは、「米沢琉球紬」の略語で米沢地方で作る琉球紬(鹿児島県の本場大島紬)風の織物という意味。
    本場米琉(白鷹板締小絣)の最大の特徴として、糸を板で圧迫して染め抜く「板締そそぎ染法」と、絣糸で作る非常に細やかで独特の亀甲や十時、蚊絣などの文様が挙げられる。
本場米琉
  • 薬師ザクラ
  • 県指定文化財
  • S30.8.1指定
  • 所在地:白鷹町大字高玉字薬師堂3663
         薬師堂境内

    樹齢1,200年。エドヒガン。
    町内の樹齢500年を超す8本の古典桜で最も古く、坂上田村麻呂が奥州征伐の際に手植えしたとの伝説がある。
    また、大正10年(1921)の『桜の老樹名鑑』では薬師ザクラの幹周りは全国で12番目の太さ(7.5m)であったという。
    なお、薬師堂の建立は文亀3年(1503)と記録されている。
薬師ザクラ
  • 子守堂のサクラ
  • 県指定文化財
  • H25.11.29指定
  • 所在地:白鷹町大字鮎貝3347

    樹齢1020年。エドヒガン。
    江戸時代、鮎貝御役屋将の本庄氏の病弱な子どもを童女に変身した地蔵菩薩が助けたという逸話がある。この地蔵菩薩を祀ったのが子守堂であり、桜は堂宇の傍にある。
子守堂のサクラ
  • 赤坂の薬師ザクラ
  • 県指定文化財
  • H25.11.29指定
  • 所在地:白鷹町大字箕和田1071

    樹齢約970年。エドヒガン。
    近隣では種まき桜として親しまれた。
    昔、最上川が洪水した時に舟をつないだという伝説から「舟つなぎの桜」とも呼ばれた。
赤坂の薬師ザクラ
  • 殿入ザクラ
  • 県指定文化財
  • H25.11.29指定
  • 所在地:白鷹町大字浅立4396

    樹齢約680年。エドヒガン。
    文政12年(1829)、米沢藩主上杉斉定が領内を巡視した際に、花を観賞したとの伝えがあり「殿入ザクラ」と呼ばれるようになった。
殿入ザクラ
  • 八乙女種まきザクラ
  • 県指定文化財
  • H25.11.29指定
  • 所在地:白鷹町大字荒砥甲1092

    樹齢約500年。エドヒガン。
    荒砥城主の桑島和泉守が植えたと伝わる。
    荒砥では、この桜が咲くと苗代に種をまいたことから「種まきザクラと」呼ばれてきた。
八乙女種まきザクラ
  • 後庵ザクラ
  • 県指定文化財
  • H25.11.29指定
  • 所在地:白鷹町大字鮎貝3324-10

    樹齢約680年。エドヒガン。
    その昔、鮎貝城の北側に1軒の医者があり、城の後ろ側にあったため「後庵」と呼ばれていた。後庵の側にある桜ということでその名がついたと言われている。
後庵ザクラ

お問い合わせ

教育委員会生涯学習・文化振興係
生涯教育の推進、その他社会教育機関に関すること
芸術文化団体の育成、文化財の調査・保護・管理及び図書館に関すること
電話番号:0238-85-6146(直通)
メールアドレス:kyouiku@so.town.shirataka.yamagata.jp