農業情報
春の農作業安全確認運動を実施中です
毎年、農作業中の事故が多発しており、山形県内においても全国的な傾向と同様に、乗用型トラクターに関する事故が多い傾向にあります。
農作業機械を使用する際に転落・転倒などの危険がありますので、作業前には必ず周辺の状況を確認し、安全に十分配慮して作業にあたってください。
農作業事故は誰にでも起こる可能性があります。労災保険や農機具共済に加入しておくなど、事故への備えも大切です。
ちょっとした不注意が、いたましい事故につながります。家族や地域ぐるみの「声がけ」で農作業を安全に行うよう心がけましょう。
農作業にあたる際の心がけ
- 計画的な作業の実施
気象条件やほ場条件により、作業が順調に進まないと無理が生じ、結果的に事故の原因となる場合があります。余裕を持った作業計画を立てるとともに、疲労が蓄積しないよう長時間の作業は避けましょう。
- 服装及び保護具
機械に頭髪や衣類等が巻き込まれることがないよう、各作業に適した服装、必要な保護具を着用し、気象状況にも留意しましょう。
- 機械・器具等の点検
機械・器具等を用いる作業を行う場合には、必ず安全装備を含めた点検を行いましょう操作・装着の方法や機械・器具の状態についても事前に確認を行い、異常がある場合には必要な措置を必ず行ってください。
- 周辺への配慮
作業時には、他の作業者に対する危険性や作業に起因する周辺環境への影響を考慮し、作業機械の機種の選定や気象条件を考慮するなどの措置を講じましょう。
- 農作業事故への備え
作業の開始前に危険個所の点検を行うなど、作業に関わる危険性を予測し、対応策を考える習慣を身につけましょう。また、万一の事故に備え、普段から事故を最小限に止めるための対応を行っておいて下さい。
「自然災害等のリスクに備えるためのチェックリストと農業版BCP」について
近年、自然災害等が頻発しており、農業被害額も増加傾向にあります。
農業者の皆さまが自然災害への備えを取り組み易くするために
- 「自然災害等のリスクに備えるためのチェックリスト」
- 「農業版BCP※(事業継続計画書)」
が国において作成されました。
(「耕種」・「園芸」・「畜産」の3種類を作成。)
※BCP・・・Business Continuity Plan(事業継続計画書)
企業などが自然災害、大災害、テロ攻撃あるいは感染症などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続、あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと。
つきましては、以下に掲載いたしますのでご確認いただき、農業被害の防止にご活用ください。